紅芋パウダーを使ってビスコッティを作ります。今回もバター不使用、小さなお子さんにも安心安全なビスコッティの作り方を紹介します。基本的な作り方は同じです。
バター不使用!紅芋パウダーを混ぜて焼くだけ
作り方は超簡単です。さくっと混ぜて焼くだけです。本当にこれだけ。コネコネするとグルテンが形成されるので、ささっと混ぜる程度でOKです。
難易度・調理時間
難易度:★
調理時間:1時間
材料(短めの仕上がりで約40本)
- 中力粉:200g(薄力粉を使うとサクサクした軽い仕上がりになります)
- 全卵:2個(中サイズ)
- 紅芋パウダー:20g
- 砂糖:80g(甘めにするには100~150g、甘さ控えめは60g)
- ベーキングパウダー:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/4~1/2
- アーモンド:80g
分量は適当でも上手くできますよ!比率を色々変えて自分好みを見つけて下さい。
作り方・レシピ
(1) 卵と砂糖を混ぜる
ボールを用意し、全卵と砂糖を加えしっかり混ぜます。白っぽくなるまで混ぜましょう。
(2) 生地作り
続けて、紅芋パウダー、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜます。
アーモンドを加え、さらに中力粉をふるいにかけて一気に加え、ヘラで切るように混ぜます。さっと混ぜ、粉っぽさが無くなれば生地作りは完了です。
写真ぐらいの混ざりで完了です。
(3) 生地の形成
オーブンを180℃に予熱します。
生地を取り出し、手で伸ばしながら形を整えます。なまこみたいな感じです。
ビニール手袋があると手が汚れずに済みます。便利ですよ!
ここでも生地を不必要にこねないよう注意しましょう。
オーブンの天板にクッキングシートを敷き、整形した生地を置きます。
(4) オーブンで焼く【1回目】
180℃で20分焼きます。生地の表面が固くなればオーブンから取り出して、15分ほど放置して冷まします。
生地が冷めたら、1cmぐらいの間隔で斜めに切ります。色々な厚みに切って、自分好みを探してください。厚過ぎると固くて歯が欠けそうになります、注意しましょう。
(5) 断面を上にして焼く【2回目】
切った生地の断面を上にして天板に並べ、再度オーブンで焼きます。180℃で10分
(6) 反対側の断面を焼く【3回目】
2回目の焼きが終わったら、生地をひっくり返し反対側の断面を上にして、再びオーブンで焼きます。180℃で10分。
焼いた後は、生地を冷まして完成です。
できあがり
焼き終わった直後の生地が熱いうちは固くないですが、生地が冷めるとカリカリになります。何度も焼くことで生地の水分が抜けてカリカリに仕上がります。
紅芋の色鮮やかさがとても綺麗なビスコッティです。
大きめの瓶に入れて保存しておきます。
前回作ったチョコレートビスコッティと一緒に瓶詰めしました。
青緑色の変色は何?アントシアニンって?
紅芋(紫芋)を卵と一緒に使用すると、紅芋の色素(アントシアニン)が卵と反応して、青緑色に変色することがあります。写真の赤丸のところを見て下さい。ポツポツと青緑色の変色部分が見られます。
一瞬、「カビ!?」と疑いましたが、最初に言っておきます。「大丈夫!安心して食べられます!」
化学のお話になりますが、紅芋の紫色は「アントシアニン」と呼ばれる色素で、卵やベーキングパウダーのアルカリ性に反応すると青緑色に変色します。毒ではカビでもありません!
とは言っても、見た目は不気味で家族にも驚かれました。
そもそもアントシアニンは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、肌や視の健康改善に効果を発揮すると言われています。人も食べ物も見た目だ大事!?ってことでしょうか。
青緑色の変色を抑えるには?
酸を加えてください。身近なモノでいえば、レモンです。
レモン汁と紅芋パウダーを事前に練って混ぜておき、これを加えて調理すれば変色が抑えられます。変色を完全に抑えるのは難しい言われていますが、レモン汁を練り込むだけでかなり改善されます。是非試してください。
なちみに、今回作ったビスコッティは家族用で人に渡す予定はないのでレモン汁加えませんでした。