クリスマスシーズンにヨーロッパに行ったことがある方はご存じだと思いますが、本場ヨーロッパではクリスマスマーケットの季節になると、そこら辺でホットワインを飲んでますよね。店によって味やスパイスが異なるので、お気に入りを探すのも楽しみの一つ。そんなホットワインをおうちで作るレシピ紹介します。
沸騰直前の状態をキープ!味の決め手はスパイスとフルーツで決まる
ワインの味はもちろん大事ですが、意外と無視できないのがスパイスの分量とフルーツの種類です。
難易度・調理時間
難易度:★
調理時間:10分
材料(ワイン1本分)
- 赤ワイン:1本(750ml)
- フルーツ:オレンジ、レモン(各1個ずつ)
- スパイス:シナモン、グローブ、アニス、八角、黒コショウ粒、白コショウ粒
- 砂糖:30g(お好みの量)
作り方・レシピ
フルーツは皮ごと入れるので、できれば無農薬・有機のものを使いたいですね。
(1) フルーツの洗浄
フルーツを綺麗に洗います。今回はオレンジとレモンを使います。
ボールにフルーツを入れ、重曹を小さじ1加え、さらに水を張ります。このまま30秒~1分間ぐらい重曹水につけながら軽く混ぜます。重曹水を捨てて再度水だけで洗いなおせば洗浄完了です。
表面の水分をしっかり切った後は、スライスしておきましょう。
流水だけで洗うよりも、重曹を加えた水で洗った方が農薬が落ちやすくなります。ただし、重曹水に漬ける時間は長くても1分間としましょう。栄養素まで抜けちゃいます。
(2) スパイスの準備
今回用意したスパイスは「シナモン、グローブ、アニス、八角、黒コショウ粒、白コショウ粒」です。量はお好みで変えて下さい。好き嫌いもあるのでスパイスも自分好みを探してみてください。これまで飲んできたホットワインには100%シナモンが入ってました。
(3) 仕上げ
鍋にスパイスとスライス切りしたフルーツを入れ、ワインを注ぎます。鍋に火をかけて、弱火のまま沸騰直前の状態になったら火を止めて完成です。
できあがり
アツアツを少しずつ飲んで楽しみましょう。冷えた体が一気に温まります。
ちなみに、カップはドイツのクリスマスマーケットで実際に飲んだ店から持ち帰ったものです。ドイツのクリスマスマーケットでホットワインを頼むと、1~2ユーロぐらい多めに取られます(合計4~5ユーロ)。これはデポジット分で、飲んだ後に店に戻すと返金されます。もしカップが気に入ったらそのまま持ち帰ることができる仕組みです。ペットボトルも同じように指定された場所に戻すとデポジット代が戻ってきます。知らないと損しちゃいますね。
グラグラ沸騰させるとアルコールが抜けてしまいますので、沸騰直前で火を止めましょう。余った分は次の日も頂けますが、フルーツの皮が渋みを出すかもしれませんので、適当に抜いておくと安心できます。
スパイスやワインなどはドンドン継ぎ足して使ってます。自分好みの配合を探すのが本当に楽しいですよ!ホットワインは美容にも良いと言われるので、是非ご家族(20歳以上)で楽しんでください。
アレンジ
言うまでもなく、アレンジし放題ですね。
ホットワインは赤ワインだけでなく白ワインもOKです。フランスでは、どこも赤と白を選べましたが、ドイツでは赤が多かった気がします。白ワインも全然ありだと思いますし、スパイスやフルーツを変えると違った味が楽しめます。ワインは安いので十分ですよ。高いワインを使うのはもったいないので止めましょう。