砂糖は不要!分離なしで作るガナッシュ
ガナッシュはチョコレートクリームの一種で、生チョコにも使われていますよね。ここでは王道とも言われる正当なガナッシュの作り方を紹介します。分離なく作る方法を紹介しますので参考にしてください。
難易度・調理時間
難易度:★★
調理時間:30分
材料
- チョコレート:50g(できれば製菓用)
- 生クリーム:60g(緩めに仕上げるなら70g)
- バター:25g(常温に戻しておきましょう)
作り方(チョコに、生クリーム→バターをそれぞれ加える)
(1) チョコレートを細かく割っておきます。
(2) チョコレートを湯せんでしっかりと溶かします。溶けたら次に進みましょう。
別の鍋を用意します。生クリームを入れて火をかけ、50~60℃まで温まったら火を止めます。(※手を入れてギリギリ触れるぐらいの温度が目安です。)
ネットで「沸騰直前まで温める」との記事が多くみられますが、沸騰直前まで温める必要はありません。
生クリームが「湯せんで溶かしたチョコレート」と同じぐらいの温度になったら、チョコレートに生クリームを少しずつ垂らしては混ぜ、垂らしては混ぜを繰り返します。
生クリームとチョコレートに温度差がある状態で二つを混ぜると、分離しやすくなります。万が一分離した場合の対処方法はネットで沢山出てますので、参考にしてください。
・混ぜる前、チョコレートと生クリームの温度をなるべく合わせておく
・生クリームを少しずつ加える
・チョコレートを湯煎した時、水分を付けない
(1) 写真は若干チョコレートが分離しかけていますが、常温に戻しておいたバターを加えて混ぜます。
(2) できあがり!
できあがり
バターを加える前は分離しかけましたが、うまく出来ました。チョコレートの表面に艶が出てトロっとしています。常温まで戻してしばらくすると良い具合に固まりました(爪楊枝が立ちます)。
別の作り方(生クリームにバターを加え、チョコと混ぜる)
ガナッシュの別の作り方を紹介します。材料・分量は同じですが、コーヒー味に仕上げたかったので下記を用意します。
インスタントコーヒーの粉:2g
(1) 火をかける前の生クリームにインスタントコーヒーの粉を加え、よく混ぜます。これを鍋に入れて火にかけ、50~60℃まで温まったら火を止めます。(※手を入れてギリギリ触れるぐらいの温度が目安です。)
(2) 常温に戻しておいたバターを加えてよく混ぜます。
(3) このまま、人肌温度(40℃以下)になるまで放置しておきます。
(1) 「湯せんで溶かしたチョコレート」に、人肌ぐらいに冷めた生クリームを少しずつ垂らしては混ぜ、垂らしては混ぜを繰り返します。
(2) 全て混ざると艶のある「ガナッシュ・コーヒー風味」のできあがり!
・生クリームに加えるバターは常温に戻しておく
・生クリームを50~60℃ぐらいに温めてから火を止め、バターを加える
・そのまま生クリームを40℃以下の人肌温度になるまで冷まし、溶けたチョコレートに少しずつ加える
できあがり
コーヒー風味のほど良い苦みが特徴的なガナッシュが出来ました。こちらの方が分離のリスクが少なかったかなと思います。
あとがき
ガナッシュを作る最大のポイントは「チョコレートの分離」だと思いますが、ここでは分離なく作るための2つのレシピを紹介しました。両方のポイントをまとめます。
・バターは常温に戻しておく
・生クリームは50~60℃ぐらいで火を止める
・チョコレートと生クリームを混ぜる時、それぞれの温度をなるべく合わせておく
・生クリームを少しずつ加える
・バターは常温に戻しておく
・生クリームを50~60℃ぐらいに温めてから火を止め、バターを加える
・そのまま生クリームを40℃以下の人肌温度になるまで冷まし、溶けたチョコレートに少しずつ加える(チョコレートと生クリームを混ぜる時、それぞれの温度をなるべく合わせておく)
・生クリームを少しずつ加える
出来上がったガナッシュの使い方は沢山ありますので、後々紹介します。ビスケットに付けて食べても美味しいですよね。