アーモンドクリーム知ってますか?カスタードクリームとは異なりますが、お菓子屋さんの基本のクリームのひとつです。タルトなどの焼き菓子やパイとの相性がよく、食パンやクロワッサンに付けても美味しいですよ。カスタードクリームとの相性も良く、混ぜて使うこともあります。シンプルな材料で作れるレシピを紹介します。
ちなみに、「クレーム・ダマンド」=「アーモンドクリーム」です。フランス語と英語の違いで中身は同じです。
工程ごとに道具を使い分け!
アーモンドクリームの材料・作り方はとってもシンプル。ですが、注意点がいくつかあり、「分離」というリスクもありますが、ポイントさえ押さえれば失敗なく簡単に作れます。
材料
- バター:50g
- 砂糖:50g
- アーモンドパウダー:50g
- 全卵:50g
作り方・レシピ
(1) 下準備
重要ですので、あえて明記します。
バターと全卵を冷蔵庫から取り出し、常温に戻します。
(2) バターに砂糖を練り込む【ゴムベラを使う】
ボールにバターを入れて軽く練り、続けて砂糖を加えて練り込みます。
空気を含ませずに練り込むのがポイントです。ガチャガチャと混ぜずに練ってください。電動泡だて器の使用はNG、ゴムベラを使いましょう(写真は手動の泡だて器を使ってますが、反面教師と思ってください)。必要以上に練り込まずに次へ進めましょう。
(3) 全卵を加えて乳化させる【泡だて器を使う】
卵1/4の量を加えて、乳化させるように混ぜます。
さらに、卵1/4の量を加えて混ぜます。
卵を1/4ずつ加えるのを繰り返し、全ての卵を混ぜて乳化させます。
(4) アーモンドパウダーを加える【ゴムベラを使う】
アーモンドパウダーを一気に加え、ゴムベラでささっと混ぜて完成です。写真は泡だて器を使ってますが真似しないでください。
できあがり
完成したアーモンドクリームはラップでぴっちりと覆って冷蔵庫で保存しましょう。うまく出来るとクリーミーな感じが出ます。
注意点・ポイントのまとめ
- 下準備にて、バターは力を入れずに指がすっと入る具合、全卵はしっかりと混ぜて解きほぐし、常温に戻しましょう。
- バターと砂糖を練る際、ゴムベラを使って空気を含ませずに練り込むこと、ガチャガチャと混ぜずに。必要以上に練り込まないこと。
- 卵を加えて乳化する際、卵は1/4ずつ加えて混ぜること。混ぜ始めは手ごたえがありませんが、混ざりだすと抵抗を感じ、泡だて器にくっつき始めます。これがベストな乳化状態。混ぜが足りなくても混ぜ過ぎてもダメ。
- アーモンドパウダーを加える際、ゴムベラを使って空気を必要以上に含ませないために、切るように混ぜること。
アレンジ
お好みでラム酒(小さじ1~2)を加えると香りが良くなります。ラム酒は最後(アーモンドパウダーを混ぜた後)に加えましょう。
おすすめ
国産のアーモンドパウダーってなかなか見かけませんよね。せめて安全なアーモンドを使いたい方向けに、「無農薬栽培 無化学肥料 遺伝子組み換えなし」の有機アーモンドパウダーをおすすめします。