ゴールデンウイークが近づくと、新茶が出回る時期になります。一年で一番お茶が欲しくなりますね。
抹茶のシフォンケーキはあるけれど、煎茶のシフォンケーキもおススメです。抹茶ほどの苦みもなく煎茶の爽やかな香りと隠し味に近い優しい味わいがシフォンケーキと良く合います。煎茶の茶葉を丸ごと使うので栄養を余すことなく頂ける作り方を紹介します。
順番に混ぜるだけの簡単シフォンケーキ
基本のシフォンケーキの作り方は↓を参考にして下さい。ほとんど同じ作り方でOKです。
今回も大豆粉・豆乳を使って体に優しい味に仕上げます。
材料(5人分)
- 砂糖:40g(卵黄用10gと卵白用30gに分けます。)
- 卵:Mサイズ4個(卵黄と卵白に分けます)
- 煎茶:10~15g
- オリーブオイル:80g
- 豆乳:80g(牛乳でもOK。今回は豆乳40g+牛乳40gのハーフハーフにします)
- バニラオイル:少々(お好みで)
- 大豆粉:50g(小麦粉でもOK)
- ベーキングパウダー:5g
作り方・レシピ
(1) メレンゲを作って冷蔵庫で冷やす
卵白と砂糖(卵白用30g)を使って泡立ててフワフワのメレンゲを作ります。↓でメレンゲの作り方を解説してますので参考にして下さい。
ボールに卵白だけを入れ、泡だて器で1分ほどガシャガシャ泡立てます。その後、砂糖を少し加えて混ぜ、また砂糖を少し加えて混ぜ、をひたすら何度も繰り返せば簡単にフワフワのメレンゲが出来ます。
完成したメレンゲは冷蔵庫でボールごと冷やしておきます。
(2) 煎茶をすり鉢でゴリゴリ潰します
煎茶をすり鉢に入れてゴリゴリ潰します。粒が残っても良いですよ。私はしっかり潰しました。
(3) 生地作り:その1
別のボールに卵黄と砂糖(卵黄用10g)を入れ、泡だて器で白っぽくなるまでしっかり混ぜます。
続けて、オリーブオイル、バニラオイルを加えて混ぜます。
続けて、豆乳・牛乳を加えて混ぜます。
(4) 生地作り:その2
大豆粉・ベーキングパウダーをまとめてふるっておき、先ほどのボールに加えて粉っ気がなくなるまで混ぜます。すり潰した煎茶も忘れずここで加えます。
煎茶の粒々が目立ちますね。
(5) メレンゲを加えて生地を仕上げる
冷蔵庫からメレンゲの入ったボールを取り出します。メレンゲをヘラでひとすくいして、先ほどの生地が入ったボールに加えて、ヘラで切るように混ぜてメレンゲを馴染ませます。
続けて、残りのメレンゲを全て加え、同じく切るようにグルグル混ぜ合わせれば生地の完成です。
(6) 型に流し込んでオーブンで180℃ x 40分焼く
出来上がった生地を型に流し込みます。軽くトントンして空気を抜き、180℃で予熱したオーブンで40分間焼きます。
焼き上がり直後はパンパンに膨らんでます。ちょっとオーブンの温度が高かったせいか焼き色が濃いです。生地をよく見ると、煎茶の色(緑)が見えますね。
焼き上った直後はパンパンに膨らんでいますが、冷えると徐々に生地がしぼみます(下の写真のように)。生地を型に入れたまま逆さにすると、しぼむのが防げます。気になる方は必ず逆さにしましょう。(家族用なので私は割愛します)
できあがり
しっかりと生地が冷めたら型から取り出します。乾燥してパサパサになるのを防ぐために、すぐ食べない時はラップしておきましょう。1晩経つと、生地が馴染んでしっとりします。
お茶の苦さや存在感はほとんど感じません。控えめなお茶の味に仕上がります。煎茶の上品で爽やかな香りが良い味を出してくれます。茶葉を丸ごと食べちゃいましょう!
お茶の種類を変えれば
煎茶の代わりに、抹茶やほうじ茶を使っても同じレシピで作れます。お茶好きな型は茶葉多めをおススメ。