小麦粉なし!とろとろ・つやつやカスタードクリームの作り方と活用方法おすすめ11選

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カスタードクリームはフランス語で「クレーム・パティシエール」と呼ばれ、直訳すると「お菓子屋さんのクリーム」を意味します。お菓子屋さんにとっては身近なクリームで、シュークリームやたい焼きなど色々な場面で使われます。小麦粉を使わず、失敗しない作り方を紹介します。さらに、おすすめな使い方も。

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とろとろ・つやつやを目指せ!

いきなりですが、カスタードクリームは日持ちしませんので、当日~翌日中には召し上がりましょう。なので、まとめて作り置きはせず、必ず使い切れる分量で作ります。

材料

  • 牛乳:250ml
  • バニラビーンズ:1/2本(なければバニラエッセンスやバニラオイルなど)
  • 卵黄:Mサイズ3個
  • 砂糖:40g
  • コーンスターチ:20g
  • バター:25g

作り方・レシピ

(1) 牛乳を温める

バニラビーンズを使う場合は、鞘を割いて中身を牛乳を共に鍋に入れます。バニラビーンズを使わない場合は、牛乳だけを鍋に入れます。鍋に火をかけ牛乳を温め、沸騰直前になったら火を止めます。

(2) クリームの土台を作る

ボールに卵黄、砂糖を入れて白くなるまでしっかり混ぜます。バニラビーンズを使わずバニラエッセンスやバニラオイルを使う場合は、ここで加えましょう。しっかり混ぜた後は、コーンスターチを一度に加え、軽く混ぜます。

次に、先ほど温めた牛乳を少しずつ、数回にわけて、卵黄の入ったボールに加えます。牛乳を全て加えた後は、濾して鍋に戻します。

温かい牛乳を一度に加えると、牛乳の熱で卵黄が固まってダマの原因になります。必ず牛乳は少しずつ、チョロチョロと数回にわけて加えましょう。

(3) 鍋に戻して中火でトロミを引き出す

ここからは時間との勝負です。必ず下記の準備をしっかり整えてから進めましょう。

  • バターを準備しておく。すぐ投入できるように!
  • 大きめのボールに氷水を入れておく。鍋底を急冷するために!
  • 濾し器を用意しておく。出来上がったクリームを濾すために!
  • 平べったいバットまたはお皿を用意しておく。クリームを冷蔵庫で冷やすために!

それでは行きますよ。

まず、牛乳を戻した鍋を中火にかけ再び温めます。牛乳に混ぜ込んだ卵黄を熱することで固める訳ですが、要はスクランブルエッグみたいな感覚に近いです。最初はサラサラな卵が徐々に固まる・・・みたいな。卵が完全に固まる前に火を止めることでクリーム状にすることが出来ます。最も気を遣うところですが、ポイントを押さえれば誰でもできます。

ポイントは↓です。

・中弱火~中火を保ちましょう。火が強すぎると焦げの原因になります。
・鍋の中の「さらさら」な牛乳を木べら(できればゴムベラ)を使って、火をつけてる間はひたすら混ぜましょう。手を止めるべからず!混ぜが足りないと鍋の中で温度差が起こり、ダマの原因となります。混ぜて混ぜて混ぜまくります!
・鍋の中の温度が上がりだすと、徐々にクリーム状に生地がまとまり出し「とろり」とした粘りが出始めます。ここからさらに30秒~1分加熱することでクリームが「もったり」して滑らかになります。ここで火を止めます。

火を止めた後は、素早くバターを加えてしっかり混ぜます。

バターを加えることで、クリームが「つやつや」になります。バターが完全に溶けるまでしっかり混ぜましょう。

(4) 仕上げ

鍋底を氷水に浸し、急冷します。急冷している間も、クリームを混ぜ続けることでムラなく全体を冷やします。

クリームを自然に冷やすより急冷することで、クリームの劣化が抑えられます。(急冷せず自然に冷やすとクリームが傷みやすいです。)

クリームがしっかり冷えた後は、もう一度濾します。

その後、皿(できれば平らなバット)に移し、クリームの表面までぴっちりラップで覆って冷蔵庫で冷やします。

クリームを濾すことで目に見えないダマを取り除き、口当たりがとても滑らかになります。また、クリームをぴっちりとラップで覆うことでクリームの乾燥を防ぎます。どちらも重要ですので、手間暇を惜しまずにやりましょう。

冷蔵庫でしっかり冷えればできあがりです。

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できあがりと注意点

クリームを味見してみましょう、とってもクリーミーで滑らかな舌触りなはずです。できあがったカスタードクリームは当日中に召し上がりましょう。傷みやすいのであまり日持ちしません。

 

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困った時は

粉末状のカスタードパウダーが売っています。牛乳を加えるだけで簡単にカスタードクリームにできます。割り切って使うのも手ですね。

 

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カスタードクリームの活用方法おすすめ11選

ここからは、カスタードクリームの使い方、正確にはカスタードクリームを使ったスイーツを紹介します。参考にしてください。

1. シュークリーム

王道ですね!サクサクのシュー皮にトローリ濃厚なカスタードクリームがたまりません。大きめのシュー皮を作って、カスタードクリームと生クリームを両方加えるのもおススメです。

2. アップルパイ(カスタードパイ・チョコレートパイ)

りんごの酸味と甘いカスタードクリームが合います。アップルパイを作るのが面倒な方は、カスタードだけを入れたカスタードパイやチョコを入れたチョコレートパイが手軽ですよ。

3. ワッフル

ふわふわワッフルが好きですか?それとも表面がカリカリなワッフルが好きですか?どちらもカスタードクリームは合います。

4. たい焼き

写真はあんこ入りたい焼きですが、カスタードたい焼きも完全に市民権を得ましたね。あんこ派vsカスタード派で喧嘩しないように両方作りましょうね。

5. エッグタルト

外はサクッと!中はトロっと!一口でいけます!写真のエッグタルトをイメージする方も多いと思います。これはポルトガル風エッグタルトで「パステル・デ・ナタ」と呼びます。

6. ミルフィーユ

さくさくパイ生地との相性は抜群ですね。イチゴが出回る冬~春に作りたいデザートです。

7. クレープ

しっとり卵生地のクレープにカスタードクリーム、まさに卵尽くし!チョコとバナナは必須です!

8. パンケーキ(ホットケーキ)

普段はメープルシロップ派のあなた、バター派のキミ、たまにはカスタードクリームなんていかがでしょうか。

9. クリームパン

コンビニやスーパーで簡単に買えるクリームパンこそ、手作りしてみるのも良いですね。コルネにチャレンジするのもアリです!

10. ロールケーキ

カスタードクリームも生クリームも何でも巻いて!生地の表面をクリームで覆えば「ブッシュドノエル」のできあがり。

11. パフェ

工夫して色んな層を作ってみましょう。カスタードクリームの層も忘れずに!

番外編

カスタードクリームとアーモンドクリームを混ぜた「クレーム・フランジパーヌ」の作り方・活用方法はこちら↓

カスタードクリームとアーモンドクリームの良いとこ取り!クレームフランジパーヌの作り方と活用方法おすすめ10選
クレーム・フランジパーヌとは、洋菓子に使われるクリームの一種です。焼き菓子やパイとの相性が良く、カスタードクリームを使うスイーツなら大体はフランジパーヌに替えれます。カスタードのクリーミーさと、アーモンドの風味の良いとこ取りなのが特徴です。作り方やおすすめの活用方法を紹介します。
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