おうちで過ごす時間が増えたこの頃。パン作りにはもってこいですね。
ふんわり・もっちりした食感が持ち味で小麦粉の味をダイレクトに感じられるプレッツェルの作り方を紹介します。個人的にはこのプレッツェルが一番好きです。
小麦粉の味をダイレクトに感じられる「プレッツェル」
プロのパン屋さんは、温度、湿度などの条件に応じて分量を調整していますが、家庭用なら一切不要で簡単にできます。イメージしているよりも簡単なのでチャレンジしてみましょう。ビールが飲みたくなる一品です。
材料(6個分)
材料を揃えましょう。リストA~リストCを別けておくと良いでしょう。
リストA
塩:5~7g(個人的には7g)
砂糖:10g
ドライイースト:1.5g
水 or ぬるま湯:105g
リストB
強力粉:200g
バター:10g
リストC
水:1リットル
重曹:大さじ3
作り方・レシピ
(1) 混ぜる!こねる!
大きめのボールにリストAの全材料を入れて、良く混ぜて溶かします。
続けて、 リストBの強力粉をふるって、リストAに入れます。そのままボールの中でコネコネします。粉っぽさがなくなったら、リストBのバターを生地に挟んでまたコネコネします。がんばって10~15分程コネ続けます。
(2) 1次発酵:30分
良い具合に表面につやが出てきたらOKです。生地をラップで覆ったまま30分放置します(1次発酵)。アラフォーは温度とか気にしませんが、気にする方は30℃ぐらいの環境に置くと良いです。
(3) 分割・ベンチタイム1回目:15分
(4) ベンチタイム2回目:15分
(5) 成形
生地を思いっきり伸ばします。両端ほど細く、真ん中は太くする感じが理想ですが、特に気にせず伸ばします。
両端をもって2回ねじります。
両端を輪っかのなかに持ってきて、そのまま生地にくっつけて完成。
これを6個全て作ります。
(6) 重曹液に浸す
リストCを鍋、またはフライパンに入れて火をかけます。沸騰したら火を止めて、生地を投入します。生地全体に浸すように、時々沈めたりし、まんべんなくを心がけます。10秒程経ったら取り出します。
浸してる間に生地の先端が外れちゃったり、生地の形が崩れますが、重曹液から取り出した後にそーっと戻しましょう。
重曹液は風味・色付けのためです。本場では「苛性ソーダ」を使いますが、日本では劇薬扱いなので普通はまず手に入りません。代わりとして使うのが「重曹」です。
模様付けのためなので、面倒ならスキップしましょう。家庭用として作るのであれば不要です。
(7) オーブンで焼く(210℃ x 16分)
210℃でオーブンを予熱し、16分間焼けば出来上がり!
オーブンはあらかじめ予熱しておくと良いでしょう。リストCを火にかける時と同じタイミングで良いです。
できあがり
粗熱が取れると、外はカリ、中はふっくらになります。我慢できずにアツアツを頂きます。噛めば噛むほど小麦粉の美味しさを感じます。
あとがき
生地の水分量ミス、発酵不足、オーブンで焼き過ぎたりすると、食べた時の生地が固くなります。ボソっとする感じ。でもそれはそれで美味しいはずです。本場ドイツで食べた時も、地方によって形・触感・味など色んなタイプがあったので気にする必要はありません。Wikipediaにもそう書いてあります。
プレッツェルには柔らかく焼き上げた大きい種類と、固く焼いた小さい種類がある。パンのように柔らかく焼き上げたプレッツェルは、焼きたてを食べ、長期の保存には向いていない。スナック菓子のように固く焼きしめた小さいプレッツェルは保存性がある。
あえて発酵させず、水分も減らすなど工夫すれば、カリカリのブレッツェルなんかも出来ます。色々試してみてはいかがでしょうか。
ブレッツェルと相性の良いモノ
間違いなくビール!うまく出来たときはドイツビールとともに美味しく頂きましょう。
ブレッツェルを上下半分に切って、サンドイッチのようにレタス・ハムなどを挟むのもアリです。ちょっと変わったハンバーガーのようにアレンジしてください。
自動コネコネ機がほしい・・・。