鯛とトマトのポルトガル風リゾット (Arroz de tomate e pargo)

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日本人の舌によく合うぞ!ポルトガルの優しい素朴なコメ料理「Arroz」

ポルトガル語で、Arroz = 米、を意味します。海が近いポルトガルは新鮮な魚介類が手に入りますので、自然と魚料理も目立ちますが、魚なら日本も負けていません!2人前以上の大きな鍋で盛られるこのお米料理は、ポルトガルに行くとあっちでもこっちでも観光客が食べているのを見かけます。スペインでいうとパエリア、イタリアではリゾットに近いこの料理は、えび・たこ・いかをはじめとする魚介類、お肉などを使って様々な味にアレンジできるので自分流にアレンジしてみましょう。あまり聞きなれないハーブを使わず、身近な食材で作れるのも良いですね。

SUe
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今回は、白身魚としてタイが手に入ったので、これとトマトを使って「鯛とトマトのポルトガル風リゾット」を作ります。

ポルトガル語で、tomate = トマト、pargo = 鯛、だから「トマトと鯛の」、ってことね?

 

SUe
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そそっ!ポルトガル語→英語→日本語で言うと、

Arroz de tomate e pargo = Rice cooked with tomato and sea bream = トマトと鯛のお米料理、って感じ。フランス語なら、Riz aux tomates et dorade、かな。

 

フランス語は知らないけど、ポルトガルでは、タコのお米料理 = Arroz de polvo、シーフードのお米料理 = Arroz de Mariscos、なんかもメジャーだよね。Arroze de …で使えて便利~。

作るモチベーション

  • イタリアのリゾットに飽きた時
  • スペインのパエリアに飽きた時
  • ちょっと変わったお米料理が食べたい時

難易度・調理時間

難易度:★

調理時間:1時間半(90分)

材料(2~3人前)

材料を揃えましょう。リストAリストBを別けておくと良いでしょう。

リストA

鯛:1匹

水:1~1.5リットル

香味野菜:人参(1/2本)、ねぎ(10~20cm)、セロリ(10~20cm)など

塩:一つまみ

ローリエ:1葉

日本酒:お好みで少々

リストB

オリーブオイル:少々

ニンニク:2かけ

たまねぎ:1つ

ローリエ:1葉

トマト缶:1本

米:2~3合

セロリ or パセリ:少々

ブイヨン or コンソメ:お好みで1/2個

塩、コショウ

パクチー:お好みで

作り方

リストAから、鯛を湯通し(霜降り)します。沸騰した鍋に鯛をさっとくぐらせ、氷水を入れたボウルで冷やしぬめりを落とします。氷水にさらした後は水分をしっかり拭き取っておきましょう。

 

SUe
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のちのち、にんにくなどで煮込むので生臭さはほとんど気にならないと思いますが、一応やっておきます。氷がなかったので流水で済ませました。

 

(1) 大きめの鍋に、リストAから水を入れ沸騰させます。

(2) 沸騰したら、湯通しした鯛、リストAから香味野菜(事前に適当に刻んでおく)、塩、ローリエ、お好みで日本酒を入れ、15分煮込みます。アクがでるので取りましょう。

(1)

(2)

(1) 時間がきたら火を止め、コシキで出汁を別容器に移します。

(2) 鯛だけを別の皿に移します。煮崩れしてボロボロにならないよう注意しましょう。とりあえず鯛を放置して冷まします。

 

SUe
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香味野菜はポイですか?

そうですね。感謝してサヨナラしましょう。他に使い道あったら是非教えて下さい。

 

フライパンにリストBのオリーブオイル、ニンニク、たまねぎ、ローリエを入れて弱火にし、あめ色たまねぎにします。

 

SUe
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これが地味に面倒くさい・・・。

あめ色たまねぎを作っている間に、先ほどの鯛から身だけを取り出します。箸で身をホジホジして別の器に盛っておきましょう。

鯛は特に骨が太く固いので、しっかりと分けて身だけを取り出します。

リストBのトマト缶を入れてしばらく煮込み、水分を飛ばします。

 

SUe
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今回は作り置きした自家製トマトソースを使いました。

良いですね。トマト缶が手に入らない場合は、大きめのトマトを1~1.5個入れて煮込み水分を飛ばせばOKです。

 

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(1) リストBの米を入れ、中火~強火にします。

(2) 米とソースをかき混ぜ、良くなじませます(5分程度)。焦げないように注意しましょう。

 

SUe
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お米は研がずに、そのまま投入するのがポルトガル風!(知らないけど)

気になる方は無洗米を使いましょう。

 

(1)

(2)

(1) リストAで分けといた出汁を全て入れます。火を最強にして5分、その後は中火にして5分煮込みます。焦げないように混ぜましょう。お好みでブイヨンまたはコンソメを入れます。

(2) 時間がきたら、リストAで分けといた鯛の身とセロリ or パセリを入れて、さらに中火で10分煮込んで完成です。

 

SUe
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お米がフニャフニャにならず、かつ、芯が残らない塩梅って意外と難しいね。

 

そうだね。そこは慣れかもしれないね。

火加減が強くて出汁が足りなくなった場合は、沸騰したお湯+ブイヨン(コンソメ)をもう1/2個入れて調整してね。

 

 

 

 

 

 

おじや、リゾットのように水分を程よく含ませて仕上げるのがポイントです。適度に混ぜながら、全体の水分がちょど良くなるよう火加減を調整しましょう。

できあがり

飾りとして、刻んだパクチーをまぶせば本格的ですが、苦手なのでセロリの葉で代用しました。鯛の身がお米全体になじんで良い味を出していると思います。

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あとがき

チーズを使わないリゾットに似たこの料理、一味違った洋風おじやとしていかがでしょうか。日本人にとってどこか懐かしく親しみを感じさせるポルトガルは、食文化も日本人好みだと思います。以前旅したリスボンでは、イワシの炭火焼きが屋台のような所で焼かれて食されていました(ついつい醤油がほしくなりました)。日本人の食文化と共通点を感じますね。

鯛とトマトのポルトガル風リゾットと相性の良いモノ

白ワイン!ビールも良いですね。
ポルトガルビールと言えば、「サグレス(Sagres)かスーパーボック(Super Bock)」。ビールの味ものどごしが良いラガー系で日本人に合います。
SUe
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現地でふらっと入ったbarで、1ユーロぐらいで飲めたなぁ。

 

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中部地方在住、2児のおっさんです。
欧州の衣食住をこよなく愛し、欧州のメジャー~マイナーなところを旅してきました。家族をあっと言わす絶品レシピや、育児、お役に立つことをおっさん目線で紹介します。

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